N-vision

自然に、自由に、自分らしく ・・・な日記

つづき

安房峠~高山>

峠のピークを越えてからは怒涛の下り。 しかしここで起きてはならないアクシンデントが・・・!

なんとフロントのライト、ボルト300がバッテリーを切らしてしまったのです。

予兆を見せず、プツンと切れた。マジっすか・・・!?

ここからは視力と度胸を頼りにダウンヒル。幸いリアのライトは元気なので車に轢殺される心配はありませんが、いかんせんスリリングです。

そしてついにダークなトンネルその1(実際はその7くらいか??)で転倒。膝と肘を擦り剥いてしまった。どうやらコケで滑らせてしまったらしい。アドレナリン垂れ流し状態だったので痛みはほとんど無く、機材も無事なのでソッコーでタイヤにヘバりついたコケを洗い落して何事も無かったかのように続行。

 

高山市街まで来るとライトも必要ない明るさになる。ヤバかった・・・

この先いつコンビニがあるか予測不能なのであるうちに寄っておく。260kmほど来て最初のコンビニ休憩となった。

 

 

 

<高山~大垣>

高山から西ウレ峠(せぜらぎ街道)に入る。峠や街道の名称にカタカナが入るのは大抵まともではない。(例:ホッヂ峠、高ボッチ高原、クリスタルライン、メルヘン街道)

前半の消耗に加え先の山岳で筋肉がすっかり冷えてしまい、体が恐ろしく重い。西ウレ峠は500mを20km以上かけて登るカタカナ系ではイージーな峠ですが絶望的にキツく感じる。進まない・・・

1時間以上使って何とか攻略。先が思いやられる。

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電池が惜しいので写真はほとんど撮りませんでした。

西ウレは静かで景色も綺麗でステキなところでした。

 

 

峠を抜けると郡上までは下り基調。

相生で暑さのあまりにコンビニへ避難。炭酸ガブ飲み×1000kcalローディング。

復活しちゃいました!(わかり易すぎる、、、)

高畑・洞戸のアップダウン区間を激走して岐阜市街に。

 

 

岐阜は暑い。暑すぎる。「暑い」という独り言を27回は言ったであろう。こっちの暑さは残酷な暑さだ。まだ午前8時だというのに・・・・

そこら中に温度計があるのですがどれもこれも35℃以上の数字を示しており、意識を蒙昧なものにさせる。道がよく分からないのでしばしば止まって携帯で調べるのですが、止まることは獄門の苦しみで耐え難いものがあります。さらに手にかいた汗でタッチパネルが期待通りの反応をしないと怒りでその場で粉砕してやりたくなります。

 

眠気がこのあたりでついに主張し始める。そして言わんこっちゃない、本日2度目の自爆。本日2度目=今年2度目。何たるこった。

またしても膝を擦ってしまい、バーテープやらサドルやらがビリビリだ。

傷口を洗浄していると目の前の婦人服のお店の方が助けに来てくれた。私は「大丈夫です」をリピートしていたのですが、構わずに親切に傷の処置をしてくださった。

ありがたいこと山の如し。

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このお店です。

 

 

相変わらず暑さはスパークしていてまたしてもコンビニ避難からの炭酸ガブ飲み。さらに家から持ってきたBCAAクエン酸2包を併せて投下。

ここのコンビニの店員さんも親切極まっていて傷消毒のためのグッズを貸してくださった。

岐阜は暑い。そしてそこに住む人々は温かい。

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このお店です。

 

 

大垣でガーミンのバッテリーアラームが鳴ったので予備ガーミンにチェンジ。

こんなことをやっている人は見たことが無いな。

 

 

ここまでで413km。

250kmからは死の世界でしたが、350kmも来ると悟りの走りを体現できるようになる。

 

 

つづく・・・・・