N-vision

自然に、自由に、自分らしく ・・・な日記

メガロングの思い出。

ロングアドベンチャーに興味がある方のため(?)に記録を残しておきます。

参考になれば幸いです。

 

 

装備は無駄を省きつつリスクに対応できる仕様。

リアに履いていたゴミみたいなカラータイヤはもちろんやめて、パナ25C。

ドルバックにはチューブ2本、パッチセット、タイヤの切れ端3枚、に折り畳み工具。背中にもチューブを1本。

楽勝で15時間を超えるのでガーミンは2コ調達。ライトは前は頼れるボルト300、後ろはノグのゴツイやつ。ボトルは750と500。

よし。これ以上追求の余地が無いように思われた。

 

長丁場でいきなり猛暑というのはよくないので夕方19時出発。(結果的にこれはベストな判断だった)

 

<家~塩尻峠>

家を出て5分のころでハトの糞が直撃する(しかも2発)という不幸な事件が発生。

いきなりボトルの水を濫費する羽目に・・・(ボトルの片方が真水で良かった)

走りやすい気温と道路が空いていたこともあってペースは快調。

蔦木宿でAve30km/hを割るが、富士見の下りで盛り返し諏訪湖でジャスト30km/h。

地形の変化に過敏にならないように注意した。登りは超リラックス。下りも踏まずにエアロポジションで省エネ。

0時半前に塩尻峠を通過。

 

<塩尻~安房峠

松本市街を通過するとろくなことが無いはずなので山形村を経由して野麦街道へ。

野麦街道は大学1年のときに来て悶絶して以来。だらだら恐ろしく長い。40km以上登らなくてはならないのです。しかも細かいトンネルが夥しいほどあり、精神的にもハードです。

真夜中なので闇っぷりはハンパではない。人間もいない。半径10km誰もいないのではと思うくらい。おかげで星空の美しさが桁違いです。かのカミオカンデが建てられるようなところです。お墨付きの星空なのです。

安房峠は標高が1700mを超えるので寒さが容赦ありません。これは1400mくらいのところで15℃だったので恐らく12、3℃でしょう。ウォーマーを持っていなかったのはかなりの痛手でした。すっかり体が固まってしまった。負荷を落とすと凍ってしまうのでここは少し無理をして体温を維持しながらとっとと終わらるようにしました。さすがにここは闇度が高すぎる!

時刻は3時を回っていた。

 

 

つづく